標記の件が三菱UFJリサーチ&コンサルティングより8月18日に発表になっておりまして、今後の経済の方向性について参考になりましたのでご紹介させていただきます。参考になったのは以下の点です。
・8月 15日発表の 2025年4~6月期の実質 GDP成長率(1次速報値)は、前期比+0.3%(年率換算+1.0%)と、過去の数字が修正されたこともあり、5 四半期連続でのプラス成長となった。
・内需については寄与度が小幅のマイナスになるなど力強さに欠けている。
・景気は緩やかに持ち直しているものの、その勢いは弱い。
・2025 年 7~9 月期はマイナス成長に陥る可能性が高い。トランプ関税の影響により財を中心に輸出が大きく落ち込むうえ、設備投資は底堅さを維持するものの、個人消費の回復ペースが鈍いほか、住宅投資の急減が見込まれるなど内需も弱い状態が続く。
・ただし、トランプ関税による輸出減少の影響は年内にも概ね一巡し、景気へのマイナス効果は薄らぐ見込み
・関税引き上げのマイナス効果は決して軽微ではないが、自動車を含めた相互関税が15%で決着したことで輸出は徐々に下げ止まり、輸出企業の業績への打撃は限定的
・内需については、春闘の高い賃上げ率やボーナス支給額の増加など家計を取り巻く所得環境の良好な状態が維持される中、年度末にかけて物価上昇率が徐々に鈍化することに合わせて消費者マインドの冷え込みが和らぎ、個人消費は増加基調が維持される。
中小企業は厳しい状況であるところが多いように見受けられますが、年度末にかけて物価上昇率が徐々に鈍化することに合わせて消費者マインドの冷え込みが和らぎ、個人消費は増加基調が維持されるとのことで、期待したいと思います。