「ゆで太郎」の独自戦略

11月6日のカンブリア宮殿でそばチェーン店店舗数1位のゆで太郎の特集がされていました。元々小規模でやっていましたが、現社長が就任してから業界トップに上り詰めたとのことで、富士そばや小諸そばの倍以上規模だそうです。
有能な社長(社長は元ほっかほっか亭取締役。M&Aで経営方針合わず部下と一緒に退職し立ち上げた)が他社が真似できない仕組みを作り大きく成長した点、大変参考になりました。
特に参考になったのは以下の点です。

・チェーンですが作り置きしない。だしは店内で作る。風味を損なわないよう1回に20杯分のみ。町のそば店に負けない味を追求。
・大手もやっていたが皆撤退。結局そばは職人作業のため大手はやりにくい。
・外観は安っぽく見せる。日常食レストランなので入りやすくする。
・郊外で成長。都心の立ち食いそばは立地が限られる。郊外では競合体内ブルーオーシャンの状況。ロードサイド店だと15km圏内は来る、でも物価は安い。
・ランチ時以外も朝は朝ごはんメニュー(カレーとそばで500円等)、夜ももつ煮定食850円などでお得感を出している。
・そば作りは個人差が出るため5年かけてマニュアル化。
・マニュアル化により仕事ができる外国人の採用を進め、外国人正社員は430人まで増やせている(日本人は100人くらい)。仕込みに時間がかかるのでパートは不要。
・飽きられないようにする必要がある。

以上、参考になれば幸いです。